コラム
【歯周病】抜歯が必要な状態と予防方法について紹介!
皆様は、日本人が歯を失うもっとも多い要因をご存知ですか?それは歯周病です。
歯周病は虫歯と違い、歯に穴が空き激しい痛みが現れるわけではなく、スローペースで静かに進行していきます。
そして、歯がグラついたり歯ぐきが腫れたりと症状が出始めた頃には、重症化手前だったという方も少なくありません。
歯周病は重症化してしまうと、最悪の場合「抜歯」という選択肢を取らざるを得なくなります。しかし、抜歯だけは避けたいところですよね。
本記事では、歯周病で抜歯が必要な状態と予防方法について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
歯周病は重症化すると抜歯をするの?
歯周病が重症化したからといって、すぐに抜歯の処置を行うわけではありません。
極力、歯を残すための治療を施します。ただし、歯を残すことで周囲の骨が溶け、あごの骨に悪影響を与えたり噛み合わせに影響が出たりする場合は、抜歯の処置を行うことになります。
症状が進行してからの治療ではなく、気になりだす前に適切なケアを行うことが大切です。
歯周病の重症化で抜歯が必要な状態とは?
それでは、歯周病の進行がどの程度進んだら、抜歯の処置が必要になるのでしょうか?
- 歯周病の改善が見込めない
- 歯が割れている
- あごの骨が減少している
- 噛み合わせに影響がでている
- 歯周病が原因で他の病気を発症している
ひとつずつ確認していきましょう。
歯周病の改善が見込めない
歯周病の改善が見込めない場合は、抜歯が必要です。
歯周ポケットが6mm以上・歯槽骨吸収が歯根の1/3を超えている場合は、歯の保存が難しいといわれています。
レントゲンを撮り、どのあたりまで進行をしているのか確認し見極めた上で、患者様に治療の方針をお伝えします。
歯が割れている
歯が割れている場合は、抜歯が必要です。
歯が割れてしまうと、初期症状として痛みが出る・歯がしみるなどの症状が現れます。
さらに、割れた部分から細菌が侵入してしまった場合は、歯肉が腫れたり膿ができたりすることがあります。
自然に治ることはないので、早めに治療を開始しましょう。
あごの骨が減少している
歯周病が原因であごの骨が減少している場合は、抜歯が必要です。
歯周病は治療をせずに放置してしまうと歯周病菌があごの骨を溶かし、歯が支えられなくなるといったトラブルが生じます。
あごの骨が溶けてしまうと、抜歯後に行う義歯の治療にまで大きな悪影響を及ぼしてしまいますので、注意が必要です。
噛み合わせに影響がでている
歯周病が重症化すると歯がグラグラして噛み合わせに影響が出るため、抜歯が必要です。
歯周病は重症化してしまうと、あごの骨が溶けてしまうので歯がグラついてきます。噛み合わせに影響が出るほど進行してしまった場合は、抜歯の選択肢を取らざるを得ません。
歯周病が原因で他の病気を発症している
歯周病が原因で他の病気を発症している場合は、抜歯が必要です。
歯周病は、歯1本だけの病気ではなくあご全体に広がっていきます。さらに、歯性上顎洞炎や誤嚥性肺炎など、他の病気を引き起こす可能性があります。
その場合は、病気の治療と並行して歯周病の治療が必要となり、最悪の場合は抜歯の処置を行います。
歯周病で抜歯にならないための予防方法
歯周病で抜歯が必要な状態は理解していただけたかと思いますが、やはり抜歯は避けたいですよね。
ここでは、歯周病で抜歯にならないための予防方法を3つご紹介いたします。
- 正しい歯磨きの仕方を習得し実践する
- 生活習慣を改善する
- 歯科医院で定期的にメンテナンスを受ける
どれもすぐに取り入れることができる方法なので、確認していきましょう。
正しい歯磨きの仕方を習得し実践する
歯周病を予防するためには、正しい歯磨きの仕方を習得し実践することが大切です。
毎日なんとなく歯を磨いている方が多いのですが、その歯磨き意味がない場合があります。
歯周病の原因となる汚れは、歯と歯の間や歯ぐきの奥に隠れています。
そのため、時間をかけて丁寧に隅々まで磨くことが重要です。もし、歯磨きに自信がない方は、歯科医院で歯科衛生士から歯磨きの指導を受けることをおすすめします。
生活習慣を改善する
歯周病を予防するためには、生活習慣を改善しましょう。
生活習慣が乱れ免疫力が低下してしまうと、歯周病が悪化しやすくなるといわれています。
食生活の改善・ストレス発散・睡眠の質を上げるなどを行い、免疫力を上げていきましょう。
歯科医院で定期的にメンテナンスを受ける
歯周病を予防するためには、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう。
歯周病の原因である歯石は、セルフケアで落とすことは難しいです。無理やり落とそうとすると歯が欠けたり、抜けてしまったりすることがあります。
丁寧なセルフケアにプラスして、プロのケアも取り入れ歯周病のリスクを格段に下げましょう。
まとめ
ここまで、歯周病で抜歯が必要な状態と予防方法について解説してきましたが、いかがでしたか?
時に抜歯は必要な治療法のひとつですが、歯は抜かないに越したことはありません。
紹介した予防方法は、今すぐにでも実践できることなので、大切な歯のためにも実践してみてくださいね。
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